3月24日には高松宮記念が行われます。過去にはロードカナロアなどの名馬を多数輩出しているこのレースは、JRA今年最初の芝のG1レースとしても待ち遠しく思っていた人もいるかと思います。今年もここをきっかけに名馬の仲間入りをする馬は現れるのでしょうか。
約70秒で決着のつくスプリント戦なので、馬の能力や騎手の判断力など常に高いレベルのものを求められるのがスプリントG1ではないでしょうか?
近年の傾向では逃げて残った馬はローレルゲレイロとハクサンムーンの二頭のみ、傾向としては中段から競馬をする馬が優勢か?
過去のデータも含めて見ていきましょう!
考察
高松宮記念の過去10年の傾向
人気から見る傾向
1番人気馬【3・1・3・3】
2番人気馬【2・3・0・5】
3番人気馬【3・2・3・2】
4番人気馬【1・1・0・8】
5番人気馬【1・0・0・9】
騎手別
岩田康誠【1・2・2・4】
福永祐一【1・0・1・5】
M.デムーロ【1・0・1・2】
武豊【0・0・0・5】
前走レース別
阪急杯【3・4・2・40】
オーシャンS【3・2・4・60】
シルクロードS【3・1・3・18】
チェアマンズスプリント【1・0・0・0】
フェブラリーS【0・1・0・4】
注目データ
●シルクロードS・阪急杯勝ち+3番人気以内馬【3・2・2・1】
ダノンスマッシュ
●前走連対馬。
レッツゴードンキ、ナックビーナス、ダノンスマッシュ、モズスーパーフレア、デアレガーロ
●アドマイヤムーン産駒 複勝率5割超。2年連続勝ち馬輩出。
セイウンコウセイ
●3人気以内の先行馬 先行不利のイメージあるが人気馬はくる。
ダノンスマッシュ、モズスーパーフレア、ミスターメロディorロジクライ
●内枠馬
スノードラゴン~ラブカンプーまで
●武豊騎乗馬 【0・0・0・5】
モズスーパーフレア
●阪急杯3着以下 【0・2・0・32】
ラインスピリット、ミスターメロディ、ヒルノデイバロー
●前走6着以下 【0・1・0・77】
スノードラゴン、ラインスピリット、ミスターメロディ、セイウンコウセイ、ラブカンプー、ヒルノデイバロー、ダイメイプリンセス
●単勝20倍台の馬 【0・0・0・16】 中途半端な馬はこない。
●3番人気以内で前走3着以内が軸に良い説。
ダノンスマッシュ、モズスーパーフレア、ロジクライ、レッツゴードンキ
●オーシャンSの2着馬も道悪時は注意という説。
ナックビーナス
気になる出走馬分析
ダノンスマッシュ
短距離に路線を移してからは1着3回、2着1回と安定しており軸としてはぴったり。血統も日本最強の短距離場であるロードカナロアであり、厩舎もロードカナロアを管理していた安田厩舎。安田厩舎といえばスプリント路線が強いイメージがあるので全てにおいて問題ないと思う。ただ坂のあるコースを走っていないので残り200メートルでどうなるかは未知数なのだが位置取りもいい位置につけれ母父もパワー型なので問題ないと思う。
継続騎乗の北村友一騎手の勢いというのも見逃せません。昨年は全日本2歳優駿で念願のG1級のレースを初制覇、今年もその勢いは衰えず、大手クラブ馬を中心に大活躍を見せています。調整過程も順調ですし、状態に関しても万全かと思います。坂コースにあまり実績がないのが気がかりですが、成長前のことなので問題はないかと思われます。
モズスーパーフレア
モズスーパーフレアです。この馬もスピードは折り紙付きで、スピードだけを見ればダノンスマッシュと遜色ない、もしくはそれ以上かもしれません。圧巻は前走のオーシャンSです。スタートから好ダッシュを決め、後はそのまま一人旅といった内容は、1200メートルの適性をこれでもかというほど見せつけてくれました。レース後のルメール騎手のインタビューからもそのスピード能力への満足感というのがひしひしと伝わるくらい、この馬に乗って勝つことはとても気持ちの良いものだと思われます。今回、2戦2勝の武騎手への乗り代わりという事もプラスのように感じます。坂コースへの適正も示している事も良いです。後は、G1になってマークがきつくならないかという点が唯一の不安材料でしょうか。
高松宮記念の傾向を考えると少し評価を下げる必要があると思われる。中京コースは直線が長いので逃げるとなるとどうしても目標になり最後は差されてしまう。ただ騎手が武豊騎手なのでそのあたりは必ず克服してくると思うと怖い1頭であり、実際に今年のフェブラリーステークスも逃げきっているのでモズスーパーフレアの逃げ切りも十分考えられる。
展開としては他の騎手たちがダノンスマッシュに気を取られているうちに逃げきってしまうの展開が理想ではないだろうか。ハナを切るスピードはこの馬がダントツなのでこの馬中心に展開を考えるのがいいのかもしれない。
ミスターメロディ
今年の四歳馬はレベルが高いと思う。その中でNHKマイルカップ4着の実力を考えるとこの馬も相当強いのではないのかと思う。前走は1番人気7着と不振だがレース中に不利があったことや勝ち馬は最後方からごぼう抜きして勝ったなど考えると実力は全然出し切れていないと思う。厩舎もたたき2走目でG1だと確実に仕上げてくる藤原厩舎なので前走を度外視すると十分に力のある一等だと思う。騎手も福永騎手なので無難に乗ってくれるのではないだろうか。
レッツゴードンキ
G1こそは中々勝てないが毎年安定して走っており崩れることがあまりない馬。年齢が7歳と高齢になってきたがまだまだ安定した走りを見せてほしいところ。実績は問題なし距離も1200~1600までは安定しており芝、ダートを問わない馬なのでそのあたりも安心できる。位置取りも後ろからが多いので展開が向けば位っきり勝ち切れる可能性もある。
アレスバローズ
近走は振るいませんが、いずれも不向きな展開や調整過程の不安などが影響したものと考え、ここでは穴馬券を演出してくれると考えます。昨年にはCBC賞と北九州記念を連勝した通り、1200メートルの適性や、中京コース適性はあると考えます。今回は、そのCBC賞を買った時の川田騎手が再び騎乗します。昨年もたびたびG1の舞台で好騎乗を見せてきた川田騎手ですので、ここでも一発狙った騎乗を見せてくれると考えています。後は、この馬向きの展開になってくれるよう、モズスーパーフレアに絡む馬が出てくるとさらに良いかと思います。
デアレガーロ
余裕残しの状態だった前走を叩いた上積みが見込めそう。叩き2戦は【3-0-0-0】という戦績の叩き良化型で今回は期待できそう。気性面からも芝1200mへの距離短縮はプラス。
ナックビーナス
この馬にとっては良い枠に入ったので馬券圏内の確率がけっこう高そう。
6歳牝馬とはいえ、近走の内容から衰えは感じさせない。
高いレベルで安定した成績をあげている。
昨夏のキーンランドCではダノンスマッシュに2馬身半差をつけて勝利している。
前走オーシャンS2着の実績も見逃せない。
昨年の3着馬、リピーター傾向のあるレースで、今年も好走する可能性は十分。
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