2020年京都記念の予想考察。過去の傾向と出走馬分析

2月16日は、今後の国内外のGⅠに向けての一戦、京都記念が行われます。これまでも数々の名馬がここをステップにしてきたり、ここをきっかけに名馬になったりとしてきた、競馬界を支えてきたといっても過言ではない伝統と歴史の一戦になります。

京都記念　過去１０年の傾向

騎手別

武豊【２・１・１・１】該当馬なし

M.デムーロ【２・０・０・１】該当馬なし

横山典弘【２・０・０・０】該当馬なし

福永祐一【０・３・０・５】該当馬なし

前走レース別

有馬記念【３・１・４・６】該当馬なし

菊花賞【１・１・０・２】該当馬なし

天皇賞秋【１・１・０・０】ドレッドノータス

GⅡ【１・１・１・３７】プリンスオブぺスカ、ステイフーリッシュ

注目データ

京都記念　グッドデータ↓↓

●前走GⅠ
３着以内３０頭中１８頭が前走GⅠ
カレンブーケドール、クラージュゲリエ、クロノジェネシス、ドレッドノータス

●前走距離２０００・２４００ｍ
２０００ｍ連対５頭
アメリカズカップ、アルメリアブルーム、ドレッドノータス、ノーブルマーズ
２４００ｍ３着以内８頭
カレンブーケドール、プリンスオブぺスカ、クラージュゲリエ

●４６０～４９８キロ
３０頭中１９頭
カレンブーケドール、プリンスオブぺスカ、クラージュゲリエ、ドレッドノータス、ノーブルマーズ

●キンカメ産駒
１３頭出走中２勝３着以内４頭
クラージュゲリエ

●８枠
ノーブルマーズ、ガンコ

京都記念　バッドデータ↓↓

●前走GⅡ
４０頭出走中３着以内３頭のみ
プリンスオブぺスカ、ステイフーリッシュ

●前走距離１８００・２２００ｍ
１８００ｍ６頭中１連対のみ
ガンコ
２２００ｍ２２頭中３着以内３頭のみ
ステイフーリッシュ、クロノジェネシス

●４５８キロ以下
３着以内２頭のみ
アメリカズカップ、ステイフーリッシュ、アルメリアブルーム、クロノジェネシス

●ハーツクライ産駒
７頭全滅
プリンスオブぺスカ

●ディープ産駒の単勝
３着以内９頭も優勝は１頭のみ
カレンブーケドール

●音無厩舎
（１・０・０・９）
アメリカズカップ

気になる出走馬分析

カレンブーケドール

オークスの2着以来、ジャパンカップを含むGⅠ3戦連続2着という安定した成績で一気にスターダムへと駆け上りつつあります。特にジャパンカップでは勝ち馬のスワーヴリチャードの常に前を走り、いわば目標にされている形で2着に残るという着差以上に強い内容の2着でした。3歳で古馬混合GⅠに連対するというのは相当の能力と精神面の完成が無ければ出来ない事で、ここをステップにして日本・世界での活躍を期待している人も多いでしょう。父ディープインパクト譲りの末脚は、活躍している産駒の大半が得意にしている京都でこそのものでしょう。継続騎乗の津村騎手のGⅠ初勝利も目指せる馬であるため、人間の気持ちも入る一戦になります。

クロノジェネシス

カレンブーケドールを秋華賞で破ったことからも京都コースでの好勝負が期待出来そう。切れ味に関してはこの馬の方が上と感じています。秋華賞ではカレンブーケドールの前に居ながらそれよりも速い上りタイムで快勝、直線の短い小倉での新馬勝ち等、象徴的な切れ味を見せるシーンはいくつもあります。成績から見ると、カレンブーケドールより距離適性は短いと感じますが、今回小頭数で極限まで切れ味が要求される展開も十分に考えられるため、人気ではありますが外す事は出来ない1頭でしょう。

ドレッドノータス

昨年の京都記念2着馬です。京都記念はリピーターも結構来る印象です。
また前走のアメリカンジョッキーカップでも2着に入っています。
昨年から2000メートルから2200メートルの重賞を中心に使われ、
2・3着に6回も入っておりかなり力をつけていると思われます。
ただしこの馬も勝ち切れていないイメージなのでカレンブーケドール同様3着内を期待します。
今回ルメール騎手から岩田騎手に乗り変わりになります。
ステイゴールド産駒なので力のいりそうな今の京都の馬場はあうでしょう。