フェブラリーステークスの傾向と各馬の分析と展開予想

今週は2019年一発目のGIレース、フェブラリーステークスが開催されます。今年も実力馬や話題の馬がそろい、ワクワクしている人も多いのではないのでしょうか。過去の勝ち馬も個性派ぞろいで、今後の活躍という意味でも楽しみな一戦です。

今年は混戦模様のダート戦線。
昨年はノンコノユメが前走・根岸Sの勢いをそのままにゴール前で差し切り1着。
去勢後なかなか結果が出なかった時もあったが、完全復活といわんばかりの嬉しい勝利となった。
今年のフェブラリーSはそのノンコノユメも含め、一昨年覇者のゴールドドリーム、さらに二年前の覇者モーニンなど、これまでのダート重賞戦線を牽引し盛り上げてきた馬たちに加え、経験を積み新たにここに参戦してくる注目の馬たちもいる。
絶対的王者がいない中、昨年チャンピオンズカップは古馬相手にルヴァンスレーヴが勝利するなど、若い世代への注目も集まる中、今年はどのような結果になるか。

考察

フェブラリーステークスの過去の傾向

フェブラリーステークスの人気別傾向

1番人気が過去10年で【3・2・3・2】でトップ

連対率50%

複勝率80%

12~14年までは3年連続で馬連万馬券と波乱が続いたが、
近4年は連対馬が5番人気以内の上位人気馬での堅めの結果となっている。

前走からの好走傾向

・チャンピオンズカップ組が4年連好走
・複勝率の高い川崎記念組・東京大賞典組
・距離短縮組の好走
・距離延長組は苦戦傾向

気になる出走馬分析

インティ

6連勝中と最も勢いのある馬ではないだろうか。
タイムや詳細なレース内容を振り返るまでもないくらいの圧勝劇を
繰り返してきたこの馬は、今後のダート界の主役になりえるであろうポテンシャルを秘めた馬であると言えます。前走の東海Sは前走交流GⅡを快勝したチュウワウィザードや、JBCで女王に輝いたアンジュデジールをものともしない勝利で、強いメンバーでも通用するという事を結果で証明してくれました。
武豊騎手の継続騎乗、この馬のスピードがより活かせる舞台である東京1600mへの距離短縮など好条件がそろった今回も、堂々の主役候補といって良いでしょう。
初めての東京コースであるのが不安材料かもしれないが、個人的には同じ武豊騎手と連勝を重ねて勝ち上がり続け、JBCクラシック(GⅠ)を制したアウォーディーと重なる部分がある。
この馬も勢いそのままにGⅠ制覇も十分有り得るのではないか。

ゴールドドリーム

一昨年の覇者、そして昨年の2着馬であり、ここ1年の成績はなんと連対率100%。安定した成績で大きく崩れていない。
調教ではプール調教を取り入れているという話もあり、心身ともに常に充実した状態で競馬に臨めているのが、この安定した結果に結びついているのだろうか。
(過去18戦しているが掲示板を外したのも3戦のみ。)
そしてこのフェブラリーSと同じ舞台の東京ダート1600mに絞れば、5戦して1着3回2着2回と相性もかなり良い。
2年ぶりの制覇となってもおかしくない馬である。

コパノキッキング

前走根岸Sを勝利し、カペラSに続き重賞2連勝となったこの馬。
勢いがあるものの、これまで短距離戦線で勝利してきたこの馬にとって今回はさらに距離延長となるのが不安材料。
前走鞍上のO.マーフィー騎手もインタビューで思わず「(距離延長は)NO!」と言っていたが、今回の鞍上はGⅠ初騎乗となる注目の女性騎手・藤田菜七子騎手。
騎乗技術もめきめきと腕を上げている藤田騎手がこの不安材料に対してどう立ち向かうか、その手腕に注目したいところだ。
人馬ともにGⅠ初制覇、といったドラマティックな展開も期待してみたい。
札幌のダート1000mで見せた圧勝劇でもわかる通り圧倒的なスピードを持つこの馬は、一度1400mの準オープンで惨敗した時は距離の限界を見せたかに思いましたが、カペラS快勝後の前走根岸Sでは不安視されていた距離をものともせず中段から鋭い脚を見せ快勝しました。東京のダート1600mで行われるGIではシルクフォーチュンを筆頭に、過去にも距離が長いのではないかという馬の好走歴も多く、今回も距離が不安視されていますが、侮れない末脚を持っています。
今回もインティが流れを作ることが予想されていますので、その速い流れにある程度の位置を取って流れに乗れればチャンスはあると思います。
馬主の小林祥晃オーナーも、コパノリッキーやラブミーチャンなど、
ダートで大当たりを引くことが多いオーナーなので、その点においても期待でしょう。
枠も内枠になったら揉まれて何もできずに終わることもありそうと思ったが外目に入った。

サンライズノヴァ

前走の根岸Sは1番人気で8着に敗れてしまい、今回は少し人気を落としてしまいそうなサンライズノヴァ。
しかしこの馬の勝ち星7つすべて東京コースであり、そのうち6つは1600m戦であるため、この馬にとってフェブラリーSの舞台は相性がいいはずだ。
そしてこの馬の最大の武器・魅力はなんといっても末脚である。
差し切れず2着の印象も多い馬だが、展開が向けば、末脚炸裂で差し切ることも十分に有り得る。
もう少し外の枠が欲しかった。
念願のGⅠ制覇となるか。

オメガパフューム

前走東京大賞典ではGⅠ馬(ゴールドドリーム、ケイティブレイブ)を相手に1着となり、初のGⅠ制覇となった。
この馬はこれまで1800~2000mで結果を残してきているため、今回の距離短縮は不安材料となるかもしれない。
今回は少し詰めて使われていたので間隔を開けての再スタートになります。4歳ながらジャパンダートダービーではルヴァンスレーヴ、
JBCクラシックではケイティブレイヴなど歴戦の強豪に揉まれてきたなどの経験豊富なこの馬は、先に挙げた2頭の末脚が鈍るような展開になれば、確実な末脚を持つこの馬の出番である可能性が高いでしょう。
展開や枠順次第なところもあるが、外枠に入ったので、ハイペースになれば、この馬の出番であろう。
芝だけでなくダート界でもルヴァンスレーヴなどの現4歳世代の活躍が昨年末から目立っているため、レースが終わってみればここでも4歳世代だった、ということも有り得るのではないか。
勢いのあるこの馬にも注目である。

サクセスエナジー

このメンバーでは足りないと思う。
この馬にが今年のフェブラリーステークスの展開を左右する1頭と感じている。
逃げるのか?インティを気にしつつ控える競馬をするのか?
この馬の出方で大きくレースが変わる気がする。
枠もインティの内でとなり。

ノンコノユメ

直近の成績は安定感がないが、【6-1-1-2】(連対率70%)の東京ダートで得意。昨年のようにハイペースで差し・追い込み馬が有利な展開になれば、この馬の変わり身に期待できる。
しかし、昨年よりも骨っぽい相手がそろっている今回はどうか。

今年も昨年と同じHペースになるか?といえば、メンバー的には落ち着きそうな確率は高い。

近2走のJBCクラシック・チャンピオンズカップの内容からは、ラストの脚は未だに堅実であるため展開しだいでは、馬圏内はありえる。
枠も外に入ったので展開が向いたら面白い。

今回のフェブラリーSは、インティの出方で展開が左右すると思われます。
同馬が主導権を握るようなら、ペースは落ち付くはず。
もう一つの展開は、前で競馬しそうなミナリクの騎乗するノボバカラや逃げたいサクセスエナジーなどが絡んでくるようだと昨年のような展開になる可能性もありそうです。
今年も短距離路線馬によってハイペースで差し追い込み馬か?
インティと武豊が作るペースによって前残りか?
楽しみな一戦となりそうです。

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