皐月賞の予想考察。過去の傾向と出走馬分析。

4月14日には牡馬三冠クラシック第一弾、皐月賞が行われます。毎年荒れることの多いこのレースですが、勝ち馬や上位入着馬にはのちの活躍馬も多い一戦です。今後のクラシック戦線や後のG1戦線への参考としてレースをしっかり見て、またこれから続くG1戦線の資金源としてしっかり参考レースを精査して予想して的中させたいところです。

三連勝で迎えるサートゥルナーリア、ダノンキングリーに加え、最優秀二歳牡馬のアドマイヤマーズなど、メンバー構成もかなり面白い戦いとなりそうです。最も早い馬が勝つといわれている皐月賞。はたして本年度の勝ち馬は。

それでは過去の傾向などを見て、考察していきたいと思います。

考察

皐月賞の過去10年の傾向

人気から見る傾向

1番人気馬【2・2・1・5】

2番人気馬【1・3・0・6】

3番人気馬【2・1・2・5】

4番人気馬【2・1・2・5】

8番人気馬【1・1・3・5】

3・4番人気がねらい目。7・8・9番人気も〇。

騎手別

岩田康誠【2・1・1・4】

M.デムーロ【2・1・0・3】

蛯名正義【2・0・0・5】

内田博幸【1・0・2・5】

武豊【0・0・2・6】

ルメール・川田・福永は低調。

前走レース別

スプリングS【4・1・2・37】

共同通信杯【4・0・1・7】

弥生賞【1・5・3・32】

毎日杯【1・0・0・10】

若葉S【0・3・1・20】

勝ち馬に共同通信杯、スプリングS、軸は弥生賞、ヒモに若葉Sか。

注目データ

皐月賞グッドデータ↓↓

●共同通信杯・スプリングS組
共同通信杯
ダノンキングリー、アドマイヤマーズ、クラージュゲリエ、ナイママ
スプリングS
ファンタジスト、クリノガウディー

●キャリア4・5戦馬
4戦馬→3着以内が11頭
サトノルークス、クラージュゲリエ、クリノガウディー
5戦馬→3着以内が12頭
アドマイヤマーズ、ファンタジスト、ヴェロックス、ブレイキングドーン、タガノディアマンテ、アドマイヤジャスタ

●池江厩舎所属馬
14頭出走で(2・3・2・7)
3着以内の7頭は人気薄も含むので注意。(8番人気・9番人気)
サトノルークス、クラージュゲリエ

●人気薄のディープ産駒
ダノンバラード、ディーマジェスティ、アルアイン

●枠番②⑦⑧馬番②⑦⑪⑭
枠番
ファンタジスト、ダノンキングリー、ブレイキングドーン、ダディーズマインド、クリノガウディー、タガノディアマンテ、アドマイヤジャスタ、ナイママ
馬番
サトノルークス、ヴェロックス、ラストドラフト、ダディーズマインド

皐月賞バッドデータ↓↓

●逃げ馬
ランスオブプラーナ

●京成杯・ホープフルS組
ニシノデイジー、ラストドラフト、サートゥルナーリア、ブレイキングドーン、アドマイヤジャスタ

●馬番①⑧
3着以内が出ていない
アドマイヤマーズ、ニシノデイジー

●前走0.3秒差以上の負け馬
クラージュゲリエ、ヴェロックス、ニシノデイジー、ラストドラフト、ブレイキングドーン、クリノガウディー、ナイママ

●ルメール騎乗馬
サートゥルナーリア

気になる出走馬分析

サートゥルナーリア

無傷の3連勝でここに駒を進めてきたこの馬は、走るたびにそのパフォーマンスを向上させていき、去年のホープフルSで堂々と世代の主役に上り詰めました。毎回スローな展開でも安定して繰り出せる確かな末脚と、しっかりと折り合ってレースを運べる気性、そして位置取りのセンスの良さなどクラシックの主役を張るにふさわしい性能を揃えています。過去の3戦はすべてステッキを使わない圧巻のパフォーマンス。前走のホープフルステークスの勝ち方も申し分なし。今までの3戦はすべて全力で走っていないことも明らかです。
フルゲートとなりそうな皐月賞ですが、すでに中山を経験しているのも強みといえます。

父は今をときめくロードカナロア、母はシーザリオと血統的にも申し分ないですし、ここに来て調子を取り戻してきたルメール騎手の手綱さばきというのも見逃せません。

2週前追いきりでは高松宮記念で1番人気となったダノンスマッシュを子ども扱いするかのようなパフォーマンスを見せ、調整に関してもしっかりと乗り込んできているようでぶっつけ本番に何の不安もありません。

当日は、1番人気になると思われますが、同じ無敗馬が参戦することやホープフルステークスから直行で皐月賞へ向かうことからもサートゥルナーリアにとっておいしいオッズになるのはここだけかもしれないです。皐月賞、ダービー、凱旋門賞へとつながるような走りを期待したいです。

今春の主役を張るため、ここで恥ずかしい競馬はしないでしょう。

ダノンキングリー

こちらも無傷の3連勝で皐月賞に乗り込んできた素質馬で、まだここに出てくるメンバーとの対戦経験もあまりないという未知の魅力というのが大いにあります。前走の共同通信杯は、断然人気のアドマイヤマーズが逃げる展開で目標を作りやすかったとはいえ、目の覚めるような末脚を繰り出し、グランアレグリアを破ったアドマイヤマーズを見事差し切り、皐月賞への切符を手にしました。しかも3着以下をかなり離したので、力は世代の中でも相当ある方だと思います。

中山での圧勝経験もありコース代わりに不安もありませんし、鞍上は去年エポカドーロを見事勝利に導いた戸崎騎手というのも高評価したいと考えます。G1で人気が続きながらあと1歩というレースが続いているダノン軍団も、ここらで一発決めておきたいところでしょう。

ただ、脚質的に中団よりも後ろになる可能性がありますし、直線が短い中山競馬場でサートゥルナーリアを差せるか?という点が、不安材料です。
それでもサートゥルナーリアを負かす可能性がある候補の1頭として考えてます。

アドマイヤマーズ

朝日杯FSの勝ち馬であるアドマイヤマーズ。距離不安もささやかれているが、競争能力の高さは桜花賞のグランアレグリアをみれば明らか。朝日杯ではグランアレグリアがよれたことで展開利があったかもしれないが、スピードの絶対値は世代トップクラスといえる。負かしたグランアレグリアが桜花賞であれほどのパフォーマンスを見せたのだから、皐月賞の舞台で好走してもなんら驚かない。

ヴェロックス

脚質てとしてはサートゥルナーリアに近い馬で、恐らく前で競馬をすることになると思いますが、早め先頭に立って押し切る形もあるのが特徴です。
だから、サートゥルナーリアが馬群に閉じ込められるようなことがあり、その状況の間にヴェロックスが外から捲って先頭に躍り出ることができれば、そのまま優勝ということもありえるでしょう。
展開や他馬の位置取りに依存する部分はあるものの、優勝する状況が十分にイメージできる1頭になります。

ラストドラフト

弥生賞は大敗しましたけど、雨が降った中でインコースを終始通ってしまった点が敗因だと思います。
あのレースで伸びてきたのは多くが直線の時点で外にいた馬であり、内にいたラストドラフトやニシノデイジーあたりは全くダメでした。
惨敗はしたものの、あのレースだけで切ることはできないのです。
京成杯は皐月賞と同じ舞台でありながら非常に強いレースでしたから、能力はあると思いますし、本番ではリベンジの可能性もあると思います。

ランスオブプラーナ

積極的な競馬が売りのこの馬はきさらぎ賞の時から個人的に怪しいと思っていましたが、見事その予感は前走の毎日賞で的中しました。メンバーを見渡してもこの馬以外には積極的に行きそうな馬は見受けられませんし、鞍上は多くの逃げ馬であっと言わせてきた松山騎手が継続騎乗というのも心強いです。松山騎手と言えばアルアインの皐月賞でG1初制覇を果たした騎手でもあり、このレースには縁が深いと考えます。有力馬がけん制しあうような展開になれば、あれよあれよの逃げ切りもあるかと。

サトノルークス

兄弟にタッチングスピーチやムーヴザワールドがいる良血馬ではあるが、二連勝で迎えたすみれSの勝ち方は印象的でした。終始、楽な手ごたえで直線を迎えると上がり3Fは全体の2位となる34.4秒を記録。二着のアドマイヤジャスタがホープフルステークスでサートゥルナーリアの2着だったことを考えると成長分が加味されれば、馬券圏内に入る可能性は十分あるかと。

ニシノデイジー

重賞をいずれも人気薄で勝利し、あっと言わせたのがニシノデイジー。前走の弥生賞があっさり負けてしまったが意外だったが、超上がり勝負となった中、まくっていってとらえたところを差されたので、展開が向かなかったといえば向かない競馬だったのかもしれない。負け方は気になるが人気が落ちるであろう今回は展開がはまれば馬券内に入る可能性も十分考えられるかと。それなりにペースは流れると思われるので、展開はまれば一発あるかも。

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