日本国内の重賞レースの中でも、最もグレードが高いのがG1。そのG1の中でも、天皇賞秋は秋の中距離G1シーズンの幕開けとして、古くから有力どころが集まるレースです。特に今年は牝馬三冠馬であり、現役最強と呼ばれるアーモンドアイ、3歳世代最強のサートゥルナーリア、更にマイルで無類の強さを見せるダノンプレミアム、他にもG1馬が数多く出走するなど過去最高との呼び声が高いメンバーが集まる歴史的な一戦となっています。
天皇賞・秋 過去１０年の傾向
人気から見る傾向
１番人気馬【４・２・２・２】
２番人気馬【１・３・２・４】
３番人気馬【０・０・１・９】
５番人気馬【４・０・０・６】
７番人気馬【１・２・０・７】
騎手別
M.デムーロ【１・２・１・２】
北村宏司【１・２・０・３】
横山典弘【１・０・１・５】
武豊【１・０・１・８】
池添謙一【０・０・０・６】
前走レース別
毎日王冠【４・３・５・４３】
宝塚記念【２・４・２・１４】
札幌記念【２・１・１・１５】
オールカマー【１・０・０・２６】
京都大賞典【１・０・０・１２】
注目データ
天皇賞・秋 グッドデータ↓↓
●前走毎日王冠組
３着以内馬３０頭中１２頭
●１～４枠
３着以内３０頭中１８頭
●３～５歳
３着内３０頭中２８頭
●東京２４００ｍ重賞３着以内馬
3着以内馬３０頭中１５頭
●藤原英昭
【１・１・２・３】
人気薄で好走してくる
天皇賞・秋 バッドデータ↓↓
●母父サンデーサイレンス
３６頭出走、２着スクリーンヒーロー１頭のみ
●８枠馬
３着以内２頭のみ
●６歳以上
【１・０・１・６４】
●ハーツクライ産駒
全滅
気になる出走馬分析
アーモンドアイ
昨年の牝馬クラシック制覇、ジャパンカップでの世界レコード勝ち、更にドバイターフでの勝利など名実ともに国内最強馬です。父親がロードカナロアではあるものの、中距離、長距離問わずこなす為、2000ｍという距離はむしろ好都合ですし、東京コースも致命的な不利を受けて3着に終わった安田記念以外全て勝利しているのでコース、距離は全く不安は無いと言えます。更に、鞍上もC.ルメールがつとめるので、頼もしい限りです。なお、C.ルメールは今回の最大のライバルとなるであろうサートゥルナーリアの主戦騎手でもありますが、迷わずにこちらを選んでいます。唯一、アーモンドアイに死角があるとすると天候が悪化し、極端に馬場状態が悪くなった場合です。足元を救われるとしたら極端な不良馬場でいつもの末脚が発揮できなかったというケースしか思い浮かびません。まず、3着以内は外すさないでしょう。
ワグネリアン
人気面ではサートゥルナーリア、ダノンプレミアムの後塵を配しそうですが、中距離路線ではこちらが実績上位。サートゥルナーリアはダービーが不発だっただけに東京コースに疑問符がつきますし、ダノンプレミアムもマイル以外の距離適正に疑問符がつきます。実際、こちらも東京コースで行われたダービーで惨敗していますし。その点、ワグネリアンは東京コースでの実績十分ですし、鞍上も主戦の福永騎手のままで行けるので、安定した力を発揮出来るかと思います。福永騎手の今年のGⅠでの成績は抜群ですし、逆転まで期待したいところです。
サートゥナーリア
血統背景には母のシーザリオがオークスを制覇していて、東京の適正の高さも伺えます。距離的にダービー４着は長かった感もあります。前回のレースも距離を考えての出走で菊花賞ではなく、こちらを選んだ点は好感が持てます。適正の高い東京コースでロードカナロアの血統を重視すると瞬発力勝負となった時にかならず上位争いをしそうな血統背景であり、スピードもかなりある馬なのでそういった展開となればかなりの確率で馬券になってくれそうな予感があります。
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